歯肉炎と歯周炎

医療法人社団康正会リキタケ歯科医院の豆の木です。

 

歯肉炎と歯周炎どう違うのでしょうか。

 

歯周炎

歯周炎は歯肉に初発した炎症が、セメント質、歯根膜および歯槽骨などの深部歯周組織に波及したものである。歯肉炎が歯周炎に進行するには、通常、主原因であるプラークの長期間にわたる持続的な刺激が必要である。これには、プラークを増加させたり、プラークの除去を困難にする因子であるプラーク蓄積因子(歯石、歯列不正、不適合な詰め物や被せ物など)および患者の生活習慣が大きく関与する。
歯周炎が進行する速度は、比較的緩慢で、数年単位で進行する。しかし、早期接触などによって異常に強い咬合力(外傷性咬合)が加わって咬合性外傷を合併すると、破壊は急速に進行する。
さらに、生体の防御反応に影響される。たとえば、重度糖尿病による抵抗力の低下(白血球の機能低下など)および喫煙などの生活習慣も歯周炎の進行に関与する。

種々ある歯周炎のうち、主なものは慢性歯周炎である。

慢性歯周炎の特徴はまた今度。