慢性歯周炎の特徴

医療法人社団康正会リキタケ歯科医院の豆の木です。

慢性歯周炎の特徴

1 歯肉炎が歯周炎に進行し、歯周組織(セメント質,歯根膜,歯槽骨)が破壊される。

2 歯と歯周組織との付着機構が破壊され、歯周ポケットが形成される。

3 歯周ポケットが深くなると歯周病原細菌が増殖し、炎症を持続させる。

4 プラーク蓄積因子(歯石,歯列不正,不適合な詰め物や被せ物等)によって増悪する。

5 外傷性咬合(強い側方圧,歯ぎしり,食いしばり等)が併発すると急速に進行する。

6 全身的因子(糖尿病,血液疾患,遺伝子疾患等)は増悪因子として働く。

7 同一口腔内でも、部位によって歯周炎の進行度に大きな差異がみられる。

8 休止期と活動期がある。

9 歯周炎が重度になると悪循環が生じ、さらに急速に進行しやすい。

10 原因の除去により歯周炎は改善・進行停止する。

11 歯周治療の一環として生涯にわたる定期的な健検診が不可欠である。

歯周病は重度に進行すると厄介な病気です。
予防がまず大切です。また早期発見、早期治療、定期健診が重要です。