先日のインプラント学会にていくつかのセミナーに参加させて頂きました
今日はその中から歯科衛生士の方が講師をしていたセミナーから少しお話させて頂きたいと思います
演題は
超高齢化社会における歯科医師の使命ーサクセスフルエイジングのためのインプラント治療ー
その中で歯科衛生士の方が演目を頂いて
健康長寿を目指してー今後の歯科衛生士の役割ー
現在医療費の三分の一は生活習慣病の治療費と言われています
歯科の医療費もここ15年で6倍以上にも増えているそうです
高齢者の寝たきりの原因に大腿骨骨折がトップにあります
大腿骨骨折の原因は転倒によるものが圧倒的に多く
最近この転倒による骨折は歯が少なくてよく噛めない方に多いといわれてきています
そして衰弱の一番の原因は低栄養と言われており
76歳以上の6人に1人が低栄養と言われています
よく噛めない方はあまり噛まない軟らかい食品を好みます
たんぱく質や脂肪、カルシウムが不足しがちになり結果低栄養を引き起こします
1日10品目食べる人は要介護者は少ないと言われています
つまり
咀嚼=よく噛むことが
生活習慣の改善ひいては
健康長寿の秘訣ともいえます
ちなみに
健康寿命とは平均寿命のうち健康で(要介護ではない)どれだけ長生きするかの指標です
平均寿命を延ばすのではなく
健康寿命を延ばすことが大事なのです
さて
タイトルにもある
あさはかけよう
これは
ひみこのはがいーぜ
まごはやさしい
と同様に健康的な食生活の7か条の頭文字になっています
以下
あ:脂の摂り過ぎに注意(動物性脂肪の摂り過ぎに注意しましょう)
さ:最初は野菜・海草類(食べすぎ・血糖値上昇・脂の吸収を抑える効果)
は:腹八分目でごちそうさま
か:間食しない(インシュリンの過剰分泌を防ぐ)
け:欠食しないで1日3食(欠食すると基礎代謝が下がる)
よ:よく噛んでゆっくり食べよう
う:(適度な)運動をしましょう
私達歯科衛生士はただ歯のクリーニングをするだけではなく
咀嚼=噛むことの大切さを伝え皆様を健康へ
ひいては健康長寿へ導いていける助力になればと思いました
以上Ray.でした