年の初めに「うぐいす」を聞く

どぉも、医療法人社団康正会リキタケ歯科医院のJack.です。

先日、都内某所で「うぐいす」を聞いてきました。

と言っても、「ホー・ホケキョ」と鳴く、鳥の鶯ではありません。

香木である沈香(じんこう)の中でも、特に良質のものは伽羅(きゃら)と呼ばれます。

ちなみに、香道では香木の匂いを嗅ぐことを「聞く」と表現します。

この伽羅に与えられた銘が「黄麗(うぐいす)」なのです。

もともとこの香木は政治家・実業家でもあり茶人でもあった山本条太郎(1867~1936)氏旧蔵のものです。

しかもこの「黄麗」、山本氏の他にも、実業家にして茶人としても高名な益田鈍翁(1848~1938)氏、最後の元老として有名な西園寺公望(1849~1940)氏も所望していたそうで、誰が所有するのか、最後はなんと「あみだ籤」で決めたようです。

その「あみだ籤」も香木と一緒に伝わっているのだとか。。。

↑よく手入れされた庭園

さて、この「黄麗」、1回目、2回目、3回目と聞くたびに微妙に香りが変わってきましたが、何度聞いても胸に染み入る、そんな感じでした。

なるほど、銘「黄麗」納得です。

では今日はこの辺で。