キシリトール?リカルデント?

こんばんは。衛生士のEKOです。

スーパーなどの店頭で、キシリトールガム、リカルデントガムが並んで置いてあることがよくありますが、「どちらも歯に良いのはわかるけど、違いはなに?」と思ったことは、ありませんか?今日はその違いをお話しさせてくださいねicon_razz.gif

キシリトールとは?

白樺などからとれる成分を原料にした天然素材の甘味料です。 砂糖と同じくらい甘みがあるのに、カロリーが少ないことが、特徴の1つです。

○虫歯との関係

  1.虫歯の原因にならない

 虫歯の原因になる糖を使っていないので、 歯のミネラルを溶かす「酸」を出しません

  2.虫歯の発生・進行を防ぐ

 口の中の細菌を増やさないので、酸を抑制します。

   酸による「脱灰」を防ぎ、唾液が分泌しやすくなるので「再石灰化」を促進

リカルデントとは?

牛乳たんぱくの一種、カゼインから作られたのがリカルデント(CPP-ACP)です。(CPP-ACPとは、カゼインホスホペプチド-非結晶リン酸カルシウム複合体のことで、無味無臭・天然由来の成分です)

 ○虫歯との関係

  1.CPP-ACPには、「脱灰」を抑えるだけでなく 牛乳由来ですから、カルシウムなどのミネラルが より歯に取り込まれやすいという特徴がある。

  2.「再石灰化」されたあとも、酸に対する抵抗力「耐酸性」を高める効果がある。

    ☆キシリトールガムは虫歯の原因にならないガム

    ☆リカルデントガムは歯を丈夫にするガム

  ・栄養成分表示を見て、酸を作る材料となる糖類が0gのもの

  ・「歯に信頼マーク」がついている

             ( 歯が傘をさしているマーク)

  ・「特定保健用食品マーク」がついている

   などを目安に歯にいいガムを選びましょう(^^)