医療法人社団康正会リキタケ歯科医院の豆の木です。
平成24年9月22日,23日に第55回秋季日本歯周病学会学術大会が開かれました。
歯周病に罹患している人は大勢いるとよく耳にします。はたしてどうなのでしょうか。調べてみました。
少し古いデータですが、「平成17年歯科疾患実態調査」によると、若年者においては歯肉に所見のある者は少ないが、高齢者になるにつれ歯肉に所見のある者が多かった。年齢階級別の有病者率をみると、年齢が高くなるにつれて歯肉に所見のある者が増え、45~54歳の年齢階級層で約88%を示し、最も高い率となっている。加齢とともに増加する傾向があり、とくに働き盛りの年齢層(30~69歳)では80%以上を示す。
結果の概要による歯周病の状況は、59歳以下における4mm以上の歯周ポケットを持つ者の割合は減少傾向にあるものの、60歳以上では増加する傾向がある。このことは、各年齢階級層における現在歯数が増加し、調査対象歯がより多く存在したためと推測される。
歯周病は進行すると重篤な症状を引き起こします。また全身疾患との関わりも近年指摘されています。気になる症状がある方は早めに受診して下さい。