どぉも、医療法人社団康正会リキタケ歯科医院のJack.です。
先日お話しした歯神社参拝のあと、大阪府歯科医師会の先生方の御案内で通天閣に行って来ました。
ひと頃までは、東京の「塔」といえば「東京タワー」ですよね?!
では大阪の「塔」といえば「通天閣」ということになるようですが、ここに意外な共通点があることを教えて頂きました。
それは...設計者が「塔博士」の異名をとる内藤多仲(1886~1970)氏だったのです!
この他に同氏が設計した建造物に早稲田大学大隈講堂、名古屋テレビ塔、さっぽろテレビ塔があるそうです。
氏が耐震壁による耐震構造理論を用いて構造設計を行った建造物が1923(大正12)年の関東大震災の折にも
無事だったことで、その理論が実証されたそうです。氏が逝去された際、当時の日本建築学会々長が
「当時アメリカ直輸入の方式による数棟の大ビルディングが何れも相当の損傷をうけたにもかかわらず、
先生の手になるものはまったく無被害で、その卓抜な先見による研究が如何に地震国であるわが国土に
適合したものであるかが如実に証明されました。」と弔辞を述べらたそうです。
昨年発災した東日本大震災の被害を想い、先人の遺業を鑽仰する学会出張となりました。
ところで、この通天閣を見上げると天辺にネオンサインがあります。
この点灯で翌日の天気予報を知ることができるそうです(晴;白、曇;橙、雨;青、雪;ピンク)。
では今日はこの辺で。