動物実験によるチタン表面への骨新生をチタンと骨との接触率で測定したデータがあります。
光機能化していない通常のチタン表面では骨接触率は55%でした。
一方、光機能化チタン表面での骨インプラント接触率は、ほぼ100%の完全な状態となりました。
この完全に近い骨新生の現象は、スーパーオッセオインテグレーションと
新しく呼ばれる現象であり、数々の有名科学誌ならびにチタン教科書に定義さています。
人の体内では動物よりも骨接触率がより低下すると考えられていることから、
バイオロジカルエイジングした通常のインプラント表面には
わずかな骨新生しか生じていないことが示唆されます。
また、インプラント周囲の骨新生においてもパターンの違いが証明されています。
下左図のように光機能化していないインプラント体の周囲では、
既存の骨の部分(黒い領域の周辺部)から骨の新生が見られます。
(黒い丸い領域の外縁部から白っぽい新生骨ができています)
これは、ディスタントオステオジェネシスという現象です。
一方、下右図のように光機能化しているインプラント体の周囲では、
既存の骨の部分に加えてインプラント体(真ん中の白い円形)からも骨の新生が見られ、
骨欠損部(ドーナツ状の黒い部分)全域で骨の新生が見られます。
これは、コンタクトオステオジェネシスという現象で、より効率的な骨新生です。
ここまでの科学的証明がされていれば、
これからのインプラント治療は、光機能化により最高の状態になった
チタンインプラント体によって行われるべきと考えられないでしょうか?