根面う蝕☆

こんにちは。衛生士のYuです。

台風が過ぎ去って過ごしやすい気候がつづきそうですね~(*^_^*)♪

今日は根面う蝕のお話をさせていただきます。

根面う蝕とは、歯の根っこの部分にできる虫歯のことをいいます。

歯根をおおっている歯肉が退縮することで歯根が露出し、そこに虫歯が発生したものです。

歯の表面はエナメル質という硬い歯質でおおわれていますが、歯肉が退縮して出てきた歯根にはエナメル質が無く、比較的軟らかい歯質である象牙質がむき出しになります。

象牙質は、虫歯菌の産生する酸に対する抵抗力がエナメル質に比べ低く、ここにプラークが残ったままになってしまうと虫歯になりやすく、しかも進行がはやいのです。

歯肉が退縮する原因にはいくつかあります。

・歯周病によるもの

・不適切なブラッシングによるもの

・適合の悪い被せものによるもの

・加齢                などです。。。

そもそも歯肉は加齢とともに退縮していきます。根面う蝕は若年者には少なく、年齢が高くなるにつれて多く認められるようになります。

特に被せものをしている歯は、よく注意して見なければ根面う蝕の存在に気づかないことがあります。

知らない間に深く進行していて硬いものを食べたときに歯が折れることさえありますので注意が必要です。

根面う蝕の予防にも歯質を強化してくれるフッ素はとても有効ですよ~(^◇^)♪