自院で行った治療のあとで「その歯が痛い」などの不具合があれば、治療経過がわかっていますので、痛みの原因などはおおむね推察できます。一方、ほかの歯科医院で行った歯が治療後に痛くなったという場合は、その原因を推察するのがなかなか難しいことが多いのです。前の歯科医院でも最善の処置をしているはずですから、患者さんへの説明にも前医への不信感を抱かれないように気を遣うことになります。慎重に資料を採って診査診断したうえで考えられることを説明することとなります。場合によっては、前医のところでもう一度診察を受けることをお勧めすることもあります。