歯磨きの重要性
歯みがきの目的
- 歯垢をとる
- 歯ぐきのマッサ-ジ
歯垢をとれば口臭もなくなり虫歯や歯周病にかかりにくくなります。
また歯ぐきのマッサ-ジは血行をよくし、細菌に対する抵抗力を強くします。
歯みがきで大切なのはまず自分に適した歯ブラシを選ぶことです。
口のサイズに合わないものや歯ぐきの状態に合わないものはかえって歯の状態を悪くすることがあります。 いろいろな歯ブラシを使って自分が一番使いやすいものを使用するか、歯科衛生士にご相談下さい。 歯が悪いと頭が痛くなったり、姿勢が悪くなったりするほかにいろいろな害があります。
早期治療を心がけましょう。
歯の正しいみがき方
歯垢を常に取り除いていれば虫歯にはなりません。
実際は、きれいにみがきましたという人でも約85%しかみがかれていません。
きちんとみがいているつもりでも、みがき残しは結構あるものです。“なくて七癖・・・”といわれるように人それぞれにも欠点があります。これは歯科衛生士に診てもらえばすぐにわかります。
欠点をなくすことが正しいみがき方の第1歩です。
歯をみがくタイミング
歯をみがく目的の1つとして歯垢をとるというのがあります。
虫歯の原因である歯垢が歯に付着するのに約8時間、歯垢が固まり、歯ブラシでとれなくなるのに約24時間かかります。 ですから1日1回徹底的に歯みがきを行えば虫歯は防げます。
しかし1回の歯みがきで歯垢を完全に取り去るのは難しいので歯みがきは毎食後おこなってください。
また、就寝前は必ずみがくようにしましょう。
昼間は唾液の分泌がさかんに行われ、細菌の繁殖を押さえます。
しかし、寝ているときは唾液の分泌量が著しく低下し、細菌の活動が活発になるからです。
歯間ブラシの使い方
歯と歯の間の歯垢は、歯ブラシでは完全に取り除くことは出来ません。
歯間の清掃には、歯間ブラシという専用のブラシを使います。
歯間の広さによって歯間ブラシのサイズを選んで下さい。
歯間ブラシの目的
- 虫歯、歯周病の原因になる歯垢を取る。
- 歯肉をマッサージすることで血行を良くし、ばい菌に対する抵抗力を強め、歯周病を予防する。
歯間ブラシの使い方
- 歯と歯の間のサイズにあった歯間ブラシを選びます。
- 歯と歯の間にブラシ部の先端から挿入し前後にゆっくりと動かして清掃します。
デンタルフロスの使い方
歯と歯の間の歯垢は、歯ブラシでは完全に取り除くことは出来ません。
歯間の清掃には、デンタルフロスというという糸状のものを使います。
歯間を清掃する物には歯間ブラシなどがありますが、歯間ブラシでは歯間部が狭くて入らない部分などにデンタルフロスを使用します。
デンタルフロスの目的
- 虫歯、歯周病の原因になる歯垢を取る。
- 歯肉をマッサージすることにより血行を良くし、ばい菌に対する抵抗力を強め、歯周病を予防する。
デンタルフロスの使い方
- 両手の中指に巻いてちょうど良い長さの所で切ります。
- 上の歯の場合、親指と人差し指でフロスをつまみます。
- フロスを歯の間に入れ、根本から歯垢を掻き上げるイメージで動かします。
- 下の歯の場合は両手の人差し指をフロスに添えて使います。
デンタルフロス使用上の注意点
- デンタルフロスは、歯科衛生士の指導のもとご使用下さい。
- デンタルフロスを歯肉に強くあてすぎると出血や、炎症を起こす原因になりますので歯肉周辺は、やさしく動かして下さい。